最近、メタバースという言葉が流行りだと思う。
現在のSNSの走りは、ミクシィやFacebookだろう。マイスペースなんて一体今どれくらいの人の記憶に残っているのかというレベルだ。はたまた、匿名であれば2チャンネルのような掲示板だろうか。回線が細かった時代、私たちがインターネットでやりとりできるのは、せいぜいが文字データに過ぎなかった、そして、通信速度、容量が上がっていくにつれ、文章→文章+画像→画像→映像→ライブ映像と変遷をたどってきている。
具体的なサービスでいうのであれば、Facebook→Instagram→TikTokといった感じだろうか。
「早すぎる」サービスは大抵世界をとらずに消えていった。つまり、もう既に次のダイメンションのビジネスはこの世の中に広まっている可能性がある。
次のデジタルデバイドはもう、すぐそこまで迫っている
私がVRという概念に出会ったのは、Twitter上で、VR Chatの話が飛び交っていた時だ。数年前だったと記憶しているが、現在NFTアーティストとして世界で活躍する、せきぐちあいみさんを知ったのも、この当時のTwitterでVR Chatで楽しんでいる様子を見たときであったと記憶している。
FacebookはMetaと社名を変え、勝負に出た。Metaverseのある社会への変革はもう目の前まで迫っているのか、はたまたこれは一過性のものに過ぎないのか…
引き続き、見続ける必要があるジャンルだと思う。次のデジタルデバイドはどんな形であれ、目の前まで迫っていると考えていいだろう。
毎日食うに困っているものはどうすればいいのか
それでは、食べるのに困る人間は、どのようにこういったイノベーションについていけばいいのだろう。親から満足な教育を受けることができず、世の中の変化について知らないまま、日雇いで暮らしていけば良い、生きるのが嫌になったら死ねばよいという人は。
どんなに私達人間の生活空間がオンラインになったところで、結局のところ「食うに困る」人間はどうやって生きていけばいいのかは未だに分からないままだ。根源的な人間の欲求を、メタバースは解決 できる訳ではない。食料と住居、排泄、睡眠を、VR空間は提供することができないのだから。
この3つのボトルネックを解決するのは、いずれも今時点ではお金じゃないだろうか。最低限の住居、食料を得ることができる収入があれば、あとはVR空間に籠っていれば良いかもしれない。家から出たくないのであれば、定期のお届けサービスを利用してもよい訳で、その価格が下がっていけばどんどん1月辺りの最低生活費が下がる。
さて、まあ何が言いたいかというと、次元を超えるイノベーションの担い手にこそ、メタバースに専念できる環境づくり、働き方づくりといった観点をもって、新しいアイデアを出していってほしいと思うってことですね。
そして、今後出てくるメタバースネイティブの子供たちが、1人でも多く出てくる土壌を作ってほしいと切に願います。
終わりー
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